ドライブ

夏休みに美ヶ原高原牧場へ行く予定でしたがまさかの悪天候に見舞われてしまい、曲がりに曲がりくねった山道、峠のドライブになってしまいました。美ヶ原高原からビーナスラインのドライビングロードを走り三峰展望台で小雨降る中強風に当たりながら少し休憩しました。

上田に向かう山道に切り替えて進んでいると湧水があると地図に載っていたので、立ち寄ってみることにしました。よく見ると中山道と彫ってある石碑がありました。調べてみると長野県小県郡長和町唐沢にある旧中山道接待所(永代人馬施行所)脇にある湧水とのこと。標高は約1,254mの湧水はとても冷たくおいしかったです。

道の対面に「接待茶屋」と呼ばれる古い建物があり、江戸時代に寄付金によって建てられ、峠を越える旅人に1椀の粥を与え、牛馬には桶一杯の煮麦を施した場所でだそうです。和田峠周辺の水は硬度は17度という超軟水で純度が高く傷みにくいことが特長の名水なので「接待所の湧水」も遠くから汲みにくる方が多いみたいです。そして中山道といえば中山道六十九次。天保6- 8年(1835-1837年)頃、浮世絵師・渓斎英泉、歌川広重により、名所絵(浮世絵風景画)「木曽海道六十九次」を思いだしました。

接待所の湧水は二十七番目長久保宿から和田宿の途中にあります。今は道路になってますが峠、中山道を歴史を思いながら歩いてみるのも面白そうだなと思いました。今回は山の天気、気圧の変化に車酔いするほどの山道に散々な目に遭いましたが、ひょんなことから色んな歴史に触れることができてよかったです。

スタイリスト山邉

p.s.実家の植物にカマキリがいました。