酉の市

11月の酉の日(十二支)に、浅草の酉の寺をはじめ関東各地で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭り酉の市ですが、開催される日にちが定休日の水曜日や木曜日と限らないので行ける年と行けない年とありますが、今年11月16日水曜日は二の酉にあたることができ、久々に浅草の「鷲神社」へ行って来ました。

久々に大人数の中へ入り並ぶことに緊張しましたが自分の前の列に並んでいた女性2人組の会話から有名人が購入する有名な熊手屋さんや提灯一つの値段の事など色々知らない事を聞いてるうちに、あっという間に本尊でお参りすることができました。酉の市というと大きく華やかな縁起熊手が有名ですが、自分は鷲神社のシンプルな「かっこめ」熊手御守が好きなので初穂料をお納めしてさっと神社を後にしました。

酉の市は江戸時代から続く年中行事で、「春を待つ 事のはじめや 酉の市」と芭蕉の弟子其角が詠んだように、正月を迎える最初の祭りとされてきたようです。当時は酉の町、酉の祭(とりのまち) ともいわれ、11月の最初に巡ってくる酉の日(一の酉)が一般的に重んじられたようです。酉の日の祭日が12日おきに巡ってくるため、祭りが2回の年と3回の年があり、現在でも「三の酉」まである年は、火事が多いとされています。何故火事が多いかは諸説ありますが年の瀬が近く、江戸時代には火事も多かったこともあるようです。冬は乾燥する季節なので気を引き締めて、火の用心、コロナ、インフルエンザに気をつけて新しい年を迎える準備を心がけたいですね。今年は三の酉まであり、11月28日月曜日にあります。興味がありましたら是非。

スタイリスト山邉