江戸の本屋さん 板元と庶民文学の隆盛

X(旧Twitter)のタイムラインに太田記念美術館が紹介している「江戸の本屋さん」という展示が目にとまり、よくみたら國學院大学博物館で開催しているとのこと。面白そうだなと思い行ってきました。

江戸時代の印刷というと浮世絵ばかりと思ってしまっていたので、文字まで木版だったことが衝撃でした。勝手に本に直接書いているものだと思ってました。改めて彫り師の技術の高さに驚き、浮世絵はまさに木版技術の粋を尽くしたものだったんだなと思い、次からは浮世絵の見方が変わりそうだなと思いました。本は皆同じサイズかと思いましたら、読む人により色やサイズが違うそうで驚く事ばかりでした。國學院大学図書館蔵の「幕末明治豆本コレクション」四十六冊は小型の絵本で昔話伝説や英雄譚・子ども遊び絵本・謎々本・小噺本などがあり、幕末から明治にかけて盛んに出版されたもので、作者・画工の不明な作品も少なくないみたいですが、著名な戯作者や歌川広重や国芳などの一流絵師が画工したものがあり、自分はこれが一番興味をそそられました。今大河ドラマでやっている蔦屋重三郎の本もありました。会期は4月20日日曜日までやっています。興味がありましたら是非。

スタイリスト山邉