蔦屋重三郎と出版列伝後期編

以前太田記念美術館だけが所蔵する東洲斎写楽の作品を9年ぶりに展示するとのことで見にいきましたが後期展示だったようで見れず、どうしても見たかったので後期展示を見に再び太田記念美術館へ行ってきました。

写楽の歌舞伎役者の大首絵の説明に写楽の活動は僅か10ヶ月にとどまりましたが、歌川豊国は長く大量の役者絵を手がけ続け、歌川派の基盤を確かなものにし軍配が上がったとありました。10ヶ月と短い間でも写楽独特の小さい目に口のかたちは写楽でしかない個性で自分は写楽の大首絵が好きだなと思いました。そして世界で太田記念美術館だけが所蔵する東洲斎写楽の作品「七代目片岡仁左衛門の紀の名とら」をやっと見ることができました。この作品は「三代目沢村宗十郎の孔雀三郎なり平」とセットで展示されているのですが、見てると漫画の絵のようにも見えてきて漫画でもおもしろそうだななんて思ってしまいました。会期は11月3日月曜日までです。興味がありましたら是非みてみてください。

スタイリスト山邉