20年以上村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきたメッテ・ホルムを取材したドキュメンタリー映画「ドリーミング村上春樹」を観てきました。

村上春樹さんの作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されているそうですがそのほとんどが英語からの翻訳なのだそうです。その中でメッテさんは日本語から直接翻訳する翻訳家です。昔、金田一春彦さんの本で外国語と日本語の意味合いの違いについて読んだことを思い出しましたが、村上春樹さんの世界観を“完璧な翻訳”で探求し続けているメッテさんに圧倒されました。今回この映画は村上春樹さんのデビュー小説『風の歌を聴け』を翻訳する姿を追っています。ある⼀⽂について想いをめぐらせ理解を深めるため日本を訪れ、故郷の芦屋を歩き、小説の舞台となる地を巡ります。土地土地を巡るメッテさんの姿、出会う人々、空想的な世界を表現したCG映像は村上春樹さんが描く幻想的な世界に入ってしまったような不思議な映画でもありました。映画は下高井戸シネマで2月7日金曜日までやっています。興味ありましたら是非。

スタイリスト山邉