KAMO HEAD-加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020-

世界を舞台に活躍したヘアデザイナー・加茂克也さんの約20年にわたる創作活動を紹介する展覧会「KAMO HEAD-加茂克也展 KATSUYA KAMO WORKS 1996-2020-」を見に表参道ヒルズ本館B3F「スペース オー」へ行って来ました。

2020年に逝去した加茂克也さんが生前、自身が企画・構想した内容をもとに、国内外のコレクションで使用された約200点のヘッドピースをはじめ、プライベートな時間に制作していた箱型アートピースなど、合計400点の作品が公開されていました。加茂さん本人が使用した制作道具や、創作過程を垣間見ることができるポラロイドブックを交えながらの数々の作品が生まれたアトリエの再現や、会場は加茂さんのものづくりにおけるコンセプトであった「カオス」をテーマに「整頓されたものではなく、破壊的なものが強さを生み出す」という意味を込め、加茂さんの頭の中をイメージし、迷路のように入り組んだ空間デザインに仕上げられているとのことでした。その数多くのベッドピースの中に昔見たNHKのプロフェッショナルで一番印象に残っていた鏡を破って作っていたヘッドピースを間近で見ることができてとても感動しました。会期は4月2日日曜日やっています。加茂さんの感性を体感してみてください。

スタイリスト山邉