永遠の都 ローマ展

古代ローマと聞くと自分は美しい彫刻が頭に浮かびます。この時代のリアルな彫刻の美しさが好きで「永遠の都 ローマ展」を見に東京都美術館へ行ってきました。

各テーマの見どころにミケランジェロの名前が出ていて、ドキュメンタリー映画を観にいくほどミケランジェロの肉体美彫刻が好きなので楽しみでしたが、カピトリーノ美術館の起源からミケランジェロの都市計画までの展開を絵画、版画等を通しての紹介展示でした。カピトリーノ美術館は世界的にもっとも歴史の古い美術館の一つに数えられ、1734年に一般公開が始まったカピトリーノ美術館のカピトリーノの丘に16世紀、巨匠ミケランジェロがカンピドリオ広場を建設するプロジェクトを手がけたとのこと。作品がなかったのは少しショックでしたが学校では学べないローマの歴史と去年見たボストン美術館の権力者達の貴重な作品のように、当時力を持っていたローマにいた選りすぐりの芸術家たちが作った彫刻から感じる輝きはとても良かったです。写真ではわからない大きいコンスタンティヌス帝の巨像の頭部、左手、左足(複製)は本当に大きくて美術館では初めて見たので驚きました。日本でいうと奈良の大仏ぐらいあったのだろうかと思いながら、今まで写真でしか見ることができなかった古代ローマの魅力を堪能することができました。会期は12月10日日曜日までやっています。興味がありましたら是非。

スタイリスト山邉