仮想的な失調
Cirqueのお客様で鶴田里紗さんが出演する「東京芸術祭 2024」参加の舞台「仮想的な失調」を見に東京芸術劇場 シアターウエストへ行ってきました。
「仮想的な失調」は自分の名前すら忘れてしまう坊主を主人公とした狂言「名取川」と、源義経の西国落ちを題材にとり、義経の愛妾・静御前とかつての敵・平知盛の怨霊を一人二役で演じる能「船弁慶」の二つの古典作品がベースとなっていて、現代に落とし込みわかりやすくなっていましたが、自分はベースの狂言と能の物語がわかってなく、知っていたら理解も深まって面白かったのではないかと気持ちがもやもやしながら帰路につきました。少し経つと難しいと思わずこれをきっかけに狂言や能を知ってみようかなという気持ちが湧いてきました。舞台はどんなものをいつ見ても映画とは違った感じ方でリアルだからなのか気持ちが強く揺さぶられるものがあり今回の舞台も見て良かったなと思いました。東京芸術祭は9月22日日曜日までやっています。興味がありましたら是非。
スタイリスト山邉