北斎とライバルたち

太田記念美術館で開催されている「北斎とライバルたち」に行ってきました。

世界的に最もその名前が知られている浮世絵師、葛飾北斎。北斎は「冨嶽三十六景」に代表される風景画のほか、美人画、武者絵、読本挿絵、絵手本など、さまざまなジャンルを手掛けていて、皆さんもいくつか見たことがあると思います。今回の展示は北斎だけでなくその当時覇権を争い、時には影響を受けたり与えたりしていた浮世絵師歌川広重、東洲斎写楽や溪斎英泉、歌川国芳など、北斎と同時代に活躍した絵師たちを幅広く取り上げていました。富士山、役者絵、美人画、風景画、武者絵、と色々ありましたが、皆見る視点や個性が違くて面白いなと思いました。北斎の風景画は実際そうではない自分の創作が入っているのに遠近感や構図がすごくいいなと改めて北斎の凄さを感じることができました。会期は6月26日、日曜日までやっているとのこと。次の次に開催される浮世絵動物園も楽しみです。興味がありましたら是非。

スタイリスト山邉