エゴン・シーレ展

去年ボストン美術館展で来年の展示スケジュールを知ってから楽しみで仕方なかった「エゴン・シーレ展」。東京都美術館へ行って来ました。

2019年にグスタフ・クリムト展とウィーン・モダン クリムトとシーレの世紀末への道でシーレの作品を見て興味を持ち、さらに映画「クリムト エゴン・シーレ黄金時代」を見てから沢山の作品を見てみたいとずっと思っていました。待ち焦がれて見たエゴン・シーレの作品は心がえぐられました。映画の中では輝いて見えた絵が実際見てみると、暗く闇を纏ったような自分の反対側のような感じで心がギュッと締め付けられました。印象に残ったのはシーレ自身の母親と裸婦のドローイングの女性表情が対照的で緊張感や愛らしさが伝わってきました。シーレの生きていた時代はジャポニスムが流行しており、「菊」はジャポニスム形式で描かれているとのことで、なんて美しいんだと見惚れました。前にも見ていたのかもしれませんが、4年経って自分の感じ方が変わった事に驚いたエゴン・シーレ展でした。会期は4月9日日曜日までやっています。興味がありましたら是非。

スタイリスト山邉