KOKI作品展 in 赤羽

普段は地元兵庫県で活動されていて、今回作品展のために東京に来た際にCirqueに立ち寄ってくださった幸木さんの作品展へ赤羽へ行ってきました。

幸木さんはサメが好きでサメを中心に絵を描かれているとのこと。自分も色んな生き物が好きですが海の生き物ではサメが好きで話していてとても楽しかったです。東京海洋大学を卒業されていてサメやアニサキスの寄生虫まで色んな事を教えてくださってさすが専門されているだけあって凄いなと思いました。絵はありえない場所にサメがいるのですが、サメ愛が感じられるサメ達の絵でした。その中でも深海に生息する「アイザメ」だと思うのですが瞳がとても印象に残るサメで、暗闇にいるアイザメの絵にとても惹かれました。

サメと聞くとスティーヴン・スピルバーグの「JAWS」で一躍有名になった人を襲うホホジロザメが最初に浮かびますが、サメの種類は約500種類いてその中でも人を襲う可能性があるサメはたったの6種類と言われているそうです。幸木さんのホホジロザメの絵も写真ではなく実際みてみると力強く描かれていて今にも襲って来そうな凄まじさを感じました。ホホジロザメは調べてみたとき他のサメとは違う魅力があり特に好きです。シャチやイルカなどの海棲哺乳類の知能とは比べられないですが、魚類の中でも高度な知能を持ち、学習能力に優れ、獲物を襲う際には過去の成功と失敗の経験を生かすと言われていて、仲間内で多彩な行動を取り獲物を分けるなど、社会性を示すような行動も確認されているそうです。メキシコとハワイの間の深海にホホジロザメが集う海域があるという研究結果が公表され、この海域はホホジロザメ・カフェと呼ばれているそうです。いつかNHKのダイオウイカのように映像で見れたらいいなと思いました。サメの説明が長くなってしまいましたが、サメの生態を知って見てみてもまた違った見方ができますし、絵画は実際見た方が描かれた方の気持ちがとても感じられるので興味がありましたら是非。会期は11月22日水曜日まで「薬局ガレリア」にてやっています。

スタイリスト山邉