目黒 大鳥神社 酉の市

2023年の酉の市は二の酉までで、一の酉が11月11日土曜日、二の酉が11月23日木曜日で丁度休日でしたので、今回は初めて目黒にある大鳥神社へ行ってきました。

目黒寄生虫館の行く途中にある神社で大鳥様でしたので、気になっていました。大鳥神社を調べてみると日本武尊が東夷平定の折に当社に立ち寄って、部下の目の病の治癒を祈願し、無事治癒した由緒があり、盲神(めくらがみ)と呼ばれ、この「めくら」が段々と訛っていき「目黒(めぐろ)」という地名の由来の神社となったそうです。祈願が無事に叶い日本武尊はその神恩に感謝し剣を奉納しました。その後日本武尊の霊が白鳥として当地に舞い降り鳥明神として祀られ、大同元年806年に社殿が完成したこの年を大鳥神社では創建の年としており、目黒区最古の神社と知って驚きました。大鳥神社の酉の市は1835年(天保6年)11月最初の酉の日に下目黒の造り酒屋を営んでいた大国屋與平衛(だいこくやよへい)が浅草から熊手を取り寄せた事が始まりと言われていて、浅草の鷲神社と同じく江戸時代から始まっているとのこと。去年三の酉では火事が多いとされていることを調べましたが、日本武尊は焼津で火攻めにあった時に当時武器でもあった熊手でなぎ倒した草をかき集めて逆に相手に火を追い返し九死に一生を得たことを偲びてまつり、このことから日本武尊は火難除けの神様とも伝えられているようです。なんだか火事に関して繋がったような気がしました。

「熊手」は神社によって違いがあり面白いです。大鳥神社では大中小と3種類あり、何か問われていそうで悩みましたがやはり縁起良い事を願い大にしました。今年も酉の市に行けて神社の歴史を知る事ができて良かったです。来年も行ける日がありましたら違う神社に行ってみたいです。皆さんも来年酉の日あたりましたら是非。

スタイリスト山邉