逃げきれた夢

光石研さんの地元・北九州で撮影された12年ぶりの単独出演作映画そして第76回カンヌ国際映画祭でACID部門に正式出品された「逃げきれた夢」を見に行ってきました。

今回の映画は人生のターニングポイントを迎えた男が、新たな一歩を踏み出すまでの可笑しくも切ない物語で、自分はなんだか切なさばかりがビシビシとささってしまいました。監督・脚本の二ノ宮隆太郎さんが光石研さんを深くリスペクトし、脚本も光石さん本人を取材しそのエッセンスを物語に取り入れた映画は、二ノ宮隆太郎さんの「楽しんで欲しい」という思いとフィクションだけれどできる限り嘘のない世界を撮りたいというスタイルで撮られているとのこと。今回の映画は光石さんのお父さんも出演されていて、実親子共演が温かく、切なさから救われた感じがありました。新宿武蔵野館では7月上旬まで上演予定です。興味がありましたら是非。

追記

新宿武蔵野館さんでは映画の記事を集めて展示されています。

ONKULでのページも載っていました。